冬の厳しさに耐えてこそ、春がいとおしく思える




 1950年から1978年の約30年、連続7期の長きにわたって京都府知事であった蜷川虎三氏は

15の春に泣かせない」と任期中、府立高校を数多く建造した。

高校の数が増えるに相まって入試は楽になり15の春に泣くことはなくなったが、京都では公立高校の質が大きく低下。

結果、生徒は18の春に泣くことになってしまった。(今はだいぶ改善されつつあるが…)


さて、以上のことから、

人間は安易の道を歩むより試練に立ち向かってこそ成長する

ということがわかる。受験生諸君、

高校受験が自分を磨く大きなチャンスと考え、

今の実力よりもワンランク以上を目指し切磋琢磨してほしい。


結果は問わない。成功しても、失敗しても

「何かに向けて努力する」

その中に自分を成長させる肥やしが醸成されてくるのである。さらには

勇敢に試練に立ち向かう自分自身にきりっと身の引き締まる思いを感じることであろう。

結果として18の春も乗り越えられ、

人生の厳しさにも真正面から立ち向かえる根性が植え付けられるのである。












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